初任者教員におすすめの教育書18選!これを読めば学級が安定します

この記事では、初任者教員におすすめの教育書を紹介します!

その中でも特に、

  • これは読んでよかった!
  • これは使える!使いたい!
  • ちょっと読み返したくなるレベル!

↑のように強烈にいい買い物をしたと感じた本を、あなたにシェアします。

また、多くの教育書を読んできた中で感じた、本を読むメリットは以下の通りです。

本を読むメリット

・子供の言動一つ一つに説明ができたり、子供の心の内をイメージできる

・教師として子供たちにかける言葉に力が宿る

・自分の学級経営の軸や、やりたいことを子供にわかりやすく伝えられる

教育書は1冊2,000円以下で先人の知恵が学べて、学級経営にも必ず活かせるのでかなりお得です。

興味が湧いたら、ぜひポチって、早めに読んでみてください!

あなたの教師力upにつながるはずです!

※この記事の見出しは「本のタイトル」ではありません。僕が勝手に名付けた言葉を見出しに使っています。

初任者教員におすすめの教育書:学級経営編

まずは、学級経営におすすめの書籍を5冊紹介します。

「授業や保護者対応も大変だけど、まずは学級を安定させたい!!」という人必見です。

明日からすぐ使えるワザ!3年目と言わずに今すぐ身につけて

正直、超・大当たり本でした。

学級経営で使える小技を紹介している本は山ほどありますが、この本は具体的度数がオーバーヒートしています。

初任に優しい。

教員採用試験突破を目指して勉強している大学生にも理解できる。

何か一つでも現状をより良くするための小技が欲しいあなたはぜひ。

学級集団育成RPG

この本は初任の年の終わり頃3月に買いました。

2年目のクラスはルールをしっかり定着させたいし、ルールを守れる子供に指導できる先生にならなくちゃと思い選びました。

どういうステップを踏めばルールやきまりが浸透するかが分かりやすく書かれているので、自分の学級経営案を立てる際に役立ちます。

クラスに規律がないというあなたもこれを読めば

”給食中に黙って食べる”

”移動教室の際に声が0”

のクラス実現に一歩近づきますよ。

褒めるが勝ち

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ちょっとここまでと毛並みが違いますね。

自己啓発系の超有名書籍です。

読む前は「このおっさんだれやねん」「どうせ難しい話やろ」と思っていましたが、当時の僕にすごく響く内容でした。

簡潔にいうと、人を褒めるための本です。

教師は子供を褒める場面が多々ありますよね?

(ここでは”褒める”とか”認める”とか”価値づける”とか細かいことはいいです笑)

ふと、

  • 「あれ、なんで俺は子供のこと褒めてるんだろう」
  • 「子供を褒めることに意味あるの?」
  • 「褒めても伸びないし逆効果じゃない?」
  • 「子供に媚び売るみたいでアホらしくなってきた」

などなど…思うところがあるでしょう。

しかし、この本を読んでからは褒めることに対して迷いが消え去りました。

子供を褒める時に気持ちよくスッキリと褒めたいというあなたはぜひ。

とりあえずこの1冊

4冊目は向山洋一先生の名著。

名前ぐらいは聞いたことがあるでしょうか?

向山洋一先生の本を読んだ教員、実践を真似した教員は数知れず….

僕は正直「食わず嫌い」だったので本の存在は知っていましたが、購入して読むまでに半年以上無駄にしました。

めちゃくちゃ勿体なかったです。

この本は1ページ目を読むだけで、脳内に若手教師が子供と向き合う姿がイメージできます。

「あぁ、これこれ。」

「学校ってこんな感じよ!こんな先生になりたかったんよ!」

っていう青い気持ちを思い出せるかも?

昭和でも平成でも令和でもいつの時代になっても「教師」に求められる必須のスキルが分かります。

このスキルを自分のものにできれば強い!!!

Aさせたいなら〜

なんじゃこれは?ってタイトルですよね。

僕はそう思いました。だから気になりました。

全ての場面で使えるわけではないのですが、時と場合によってはものすごく有効な考え方です。

具体例を挙げると

廊下を走る子供に注意する時

A⇨A:「廊下走るな!」

A⇨B:「廊下は歩きましょう、人にぶつかると危ないよ」

となります。あくまで一例ですが。

「廊下は走るな!!!!」と言いすぎて、でも子供も聞いてくれなく疲れてしまったあなたにおすすめです。

初任者教員におすすめの教育書:学習指導編

次に、学習指導におすすめの書籍を5冊紹介します。

結局、教員は授業力が大切です。

「すぐに取り入れられるテクニック・高度な実践」どちらも勉強になりますよ!

『学び合い』って何?

「学び合い」に興味のある方は1度目を通すと、全体像が見えてくると思います!

僕自身も、興味があって「学び合い」を実践したい!!と意気込んでいた過去があります。

本書に出てくるようなレベルの高いところまでは到達できませんでしたが、子供たちの学習中の交流を増やすことには成功しました。

  • 教師がベラベラ喋り続ける授業がイヤ
  • 学力の異なる子どもへの一斉授業への違和感を感じる
  • 子どもたちの力をもっと引き出したい!

というあなたはぜひ。

『子どもの問い』から授業を作る?!

  • 指導教諭や先輩から「先生が授業を進めすぎ」と言われる
  • 「子供の意見をもっと取り入れなさい」と言われる
  • 教師がめあてや学習内容を全て決めることに違和感を感じる

そんなあなたにオススメです。

この本の良いところは、「実践の見えやすさ」だと思います。

子供の問いから授業を作っていく流れを6ステップに分け、それぞれ詳しく説明してくれています。

図解も多く、想像もしやすいです。

教師がめあてや学習内容を考えることは当たり前ですが、それだけだと子供は乗ってきません。

子供たちが自ら考え出した疑問や率直な感想から授業を作っていく。そんな教師になれるかも…?!

そして、少しずつ浸透・発展しているICT教育とも相性が良いです!!

「ノートに文字を手書き⇨タブレット上で付箋」にということが可能な現代だからこそ児童の思考をすぐにシェアすることもできます。そんな現代の恩恵をフルに使えば、子ども同士の交流が盛んになり「教師が45分間喋り続ける」といった呪縛からも逃れられます☆

こういうのが役に立つ

表紙にも載っているようなスキルが満載です!

教師が授業中に何気なくやっている

「黒板トントン」「ジャジャーンといった掛け声」

↑これらは全て立派なスキルです!!

単体で考えるとあまり効果なさそうだと感じてしまいますが、これらの積み重ねでじわじわ効いてきます。

僕はこの本から5つほどスキルを盗み、実践。

単純に、授業のテンポが良くなり雰囲気も良くなりました。

意識的に教師らしい所作をしていきたい。そんなあなたはぜひ。

一斉授業 完璧メソッド

あなたは一斉指導に対してどのように考えていますか?

  • やりにくい
  • 話聞いてくれない
  • 個別の方が絶対にいい!
  • もっと人数少なければまとめられるのに...

などとお考えではないですか?

この本には一斉授業の原理原則(いわゆるキホン)が書かれています。

ベテランの先生は当たり前にされていることでも、若手のうちはまだ身についていない。そんなスキルや考え方を身につけられるでしょう!

早いうちからキホンに触れておくのは良いことだと思います。

(堀先生はシリーズで数冊出されているのでそちらもチェック推奨です!)

迷ったらコレ!

この本に出てくる10原則を意識的に使いこなせるようになれば、あなたの教師としてのランクは5段ほど上がるでしょう。

  • 一度にたくさんの指示をして子供から質問の嵐
  • 教師の〇〇してほしい!という思いが子供に伝わらない
  • やることがなくてフラフラする子供がいる

↑のような困りごとに対して、

・なぜそのような問題が起きるか

・どうすればいいのか

を理解できる本になっています。

僕は1年目の終わりに読んで、2年目の初めから意識的にできるようになりました。

その結果、かなりクラスは安定しました。学級経営もラクになりました。

いろいろ迷ったらまずはこの一冊!!!とオススメできる本です。

初任者教員におすすめの教育書:国語編

続いて、国語指導におすすめの書籍を5冊紹介します。

国語は教科の中で1番時数が多いです!
「国語が楽しいと毎日楽しい」が実現できます。

国語授業の流れを叩き込むならコレ!

この本のおかげで

  • 説明文
  • 物語文

全ての授業をするのがちょっと楽しくなりました。

そして、授業構想がちょっとラクになりました。

タイトルが「国語授業の教科書」というだけあって、本当に丁寧に解説してくれています。

なので、単純に"国語授業のやり方"が学べます。

いろいろな流派が国語の世界にも存在しますが、この白石先生の本を参考にしている人は勤務校の先輩にも3名ほどいました。

このシリーズでもう一冊の、「国語授業の技術」も併せてオススメです。

全てのことばに意味をもって

この本は、国語の指導場面に教師が子供にかけることば50個とそのことばをかける意味(背景)を学べる本です。

先輩教員やかつての恩師などが言っていたあのことば、あなたも授業中に無意識に使っているあのことば。

ことばの背景を知ることで、指導力がグッと上がるのを感じました。

表紙にも出ている

「今、○○さんの言ったことが言える人?」

というキラーフレーズはかなり使いました。

おかげで4月の初めには教師の話もクラスメイトの話も聞き逃していた子供たちが、いつどのタイミングで指名しても話したことの要約ができるようになっていきました。

ことばのひとつひとつを大切にしたいあなたはぜひ!

若手のうちに知りたい「1年生」の国語指導

タイトルに「1年生担任のための」という文言があるように内容としては低学年の児童への指導が中心です。

しかし、低学年に限らず、中学年、高学年と上がっていく中でも変わらない普遍的な考え方の基礎が学べます。

筆者の土居先生のクラスの子供たちが少しずつ国語のチカラを高めていく姿をイメージできて、食い入るように一気に読破してしまいました。

国語の授業から学級経営をおこなっていきたいというあなたはぜひ。

漢字でクラスを作る?

  • 「漢字の指導にここまで熱を入れている先生がいるのか…!」
  • 「漢字テストの点数めっちゃ高いし、子供たちも楽しそう!」
  • 「自分にここまでできるのか?」

と思いました。

読めばわかると思いますが、漢字の指導にありえないほどの労力を注ぎ込んでいます。

筆者の土居先生はそこに価値を見出されているのだと思います。

正直、若いうちに漢字指導にここまで力は入れられないと思います。

しかし、

・漢字指導の流れを学べる

・システムづくりのやり方を学べる

といった点では読む価値大アリです。

また、日々の漢字指導において

『テキトーに一緒に書いて、なんとなく宿題出したりしてるけどこれでいいのかな?』

と悩んでいるあなたにも光を示してくれることでしょう。

「もしも発問」で楽しい授業へ!

この本のありがたいところは、「もしも発問」を使った実際の例が6学年分載っているので、どの学年を担任しても読み返せば使えるポイントがある!

という点です。

もしも発問とは

「 もしも、……だったら? 」と、実際の文章とは異なる場合を「仮定する」発問

例えば、

「もしも、桃太郎が弱かったら?」「もしも、夏休みが1週間しかなかったら?」

のような発問です。

実際の物語教材の内容にスパイスを加えるようなイメージです。

3年生担任時には、普段おとなしい女子児童も「もしも発問」を使ったことで自分の考えを発言できました。

・もう学習内容を理解していてつまらなさそうにしている児童にも

・学力が低く、物語教材の世界観を理解できにくい児童にも

どちらにも効果抜群です!!

初任者教員におすすめの教育書:体育編

最後に、体育指導におすすめの書籍を3冊紹介します。

体育は、学校の教師用教科書だけでは情報が足りません!
本を手元に置いておくと、授業構想の時間が半分以下になりますよ。

マット・鉄棒・跳び箱の指導はこの1冊!!

マット・鉄棒・跳び箱の指導にはこの1冊です!

この本の良いところは

  • それぞれの技のポイント3つ
  • できるようになるための5ステップ

に分けて載せてくれているところ!

「1つの技」は、いきなり成功するのではなくて段階を踏んでいるということがよく分かります!

子供に指導する時も、評価するときも技ができたorできなかったではなく、どこまでできたのかで判断できるようになります!

授業の場づくりや、補助の仕方、評価などについても書いているのでこれ1冊手元にあるだけで、授業作りが本当に楽になります!

僕はこの本のおかげで、子供に逆上がりの指導が論理的にできました。

どの学年も完全網羅!年間の体育授業作りはこれでOK

こちらは「イラストで見る〜」シリーズですね。

僕は3年生担任の時に買ったので↑を載せていますが、1〜6年生まで全学年あります!

この本のいいところは、1冊買えば該当学年の体育の授業を完全網羅できることです!

とても分厚い本でして、各単元ごとに、単元構成や1時間ごとの展開を学べます。

体育の教科書を見ただけでは授業が思いつかない!というあなたの助けになってくれること間違いなしです

体育の準備運動はコレ!学級遊びにも使える101選

この本のいいところは

運動あそびを100個以上知れることです!

  • 準備運動の5分で
  • 学級レクで
  • 学期初めのアイスブレイクで
  • ちょっと時間が空いた時に

こんな場面で使えます!

こういったお手軽にできる遊びを仕入れておくと、「先生すげえ〜」「先生ほかには?またやりたい!」と、子供から喜ばれること間違いなしです!

学年全体の体育指導をする際にも使えますね🏃

まとめ:若いうちにたくさんの教育書を読みましょう

この記事では、僕が読んできた中でも特におすすめの書籍を18冊紹介しました。

僕は1年目に学級がうまくいかず、かなりしんどい思いをしました。

そこから挽回できたのは「本を読んで考え、実践した」からです。

1冊1,000円〜2,000円で先人の知恵を吸収し、学級経営や授業づくりに活かしましょう。

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  • この記事を書いた人

かつて若手教員だった俺

かつて若手教員だった僕です。 3年間の小学校教員生活を終えて、現在はフリーランスブロガー的な生き方してます。 社会人6年目の27歳 転職を機に岡山⇨東京へ。 本ブログでは教員の転職や副業、学校で役立つことについて綴ります。