【若手教員向け】〜トラブル解決の仕方〜

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トラブル解決

それは、教員にとって力量を試される瞬間圧倒的第一位。
そんな気がしている。
(本当は授業とか授業とかだろうけど)

トラブル解決の真理は⬆️の画像の通りです。
自分が平凡な教員のうちは個別に話を聞く。

ここを徹底的に意識しましょう。
関係者全員を集めて、ふむふむと話を聞いても
一生話が噛み合いません。話を聞いてる途中で喧嘩になります。


👦「僕はやってないよ!アイツが先に!!」

🙍‍♂️「いや、僕じゃない。アイツが死○って言ってきたもん」

👬「僕らも分からない。ただ、A君が急に怒って叩いてきた」


こんな会話を永遠と聞いてるうちに5分、10分と時間だけが過ぎていく。
状況がわからない。こっちも面倒くさくなってくる。
教室では残された子たちが先生の帰りを待っている。
中にはガヤガヤし始める子もいる….

はい、僕の一年目の1学期の光景ですね。
学習能力が欠如していた当時の僕はトラブルが起きる度に、このようなやり方で解決を試み、授業を蔑ろにし、子供たちからの信頼がどんどん下がっていきました。

今あなたがこのやり方をしていて困っているなら
明日から変えましょう!!!

やり方は超シンプル

個別に話を聞く

1.トラブルが起きる

2.当事者の確認(2人でのトラブルと仮定)

3.まずAさんから話を聞く。
(教師がトラブルの全体像やAさんの気持ちがわかるまで丁寧に聞く。
この時点でAさんに落ち度があれば反省と今後どうするかの話までしておく)

4.次にBさんから話を聞く。
(Aさんの話を頭の片隅に置きながら、Bさんの思いも丁寧に聞く。
この時点でBさんに落ち度があれば反省と今後どうするかの話までしておく)

5.教師の頭の中で問題点、改善策を練り上げる

6.二人を合わせて、反省と今後どうするか、
 教師からの客観的アドバイスを送る

といった流れになります。
意識すべきポイントは3つ

①個別に話を聞く段階でそれぞれの子供の思いを吐き出させる。
⇨吐き出すだけで落ち着ける場合も多い

②相手の悪いところではなくて自分が「こうした方がよかった」
という部分を考えさせる。
⇨自分にフォーカスを当てることでちょっとマイルドになる

③話を聞いた上で教師が明確なアドバイスを練り上げる
⇨やはり最後は教師から「今日は○○が良くなかったね、次からは△△しよう」
と自信を持って伝える


個別に話を聞くと上記のポイントをばっちり抑えることができます。

正直、トラブルが起こるとめんどくさいし、
またかよ…
もう喧嘩するなら遊ぶなよ…
てか自分達だけで解決してくれ…

と思ってしまいますが、トラブルを解決できない
教師は子供たちから信頼されにくいのも事実。

僕はこのやり方に変えてから
200%くらい指導が楽になりました。
そして時短に成功しました。

対象の人数が3人、4人、5人と増えても
やり方は変わりません。

8人ぐらいが関係している場合も
実際に話を聞くのは3人で充分。
なんてこともあります。

・スーパーベテランウルトラマン教師
・ゴツゴツ体育主任
・強面おばさん

この辺りになると一発でまとめて10人ほどの子供も相手にできると思われます。

しかし、一発でドカン!!!と指導すると子供の中には不満を抱える子もいます。

家に帰ってから、お母さんに泣きついて学校に電話がかかってきて….

こうなるのは嫌ですよね??

なので、トラブルが起きたら個別に話を聞くのが最適解です。

追記



僕の一年目は散々でした。
休み時間に喧嘩が起きるとそれを早く解決しなきゃ!!と
焦り、3時間目が始まっているのに
たった数人の子供の話を聞くためだけに
授業を潰していました。

しかし
2年目は1学期の初めから個別対応をしていましたし、授業を潰すことは決してしませんでした。

授業が始まってから、

👧「先生、休み時間の喧嘩の話いつ聞いてくれるん?」

と言われても、

👨‍🏫「今は授業中だから聞けません。次の10分休みか昼休みに聞かせて。それまでに自分の中でもう一度よく考えてみてね」

と伝えていました。

若いうち、特に1年目は
子供からの要望に応えようと頑張ってしまうことがあります。

ただ、教師は1人の子専属ではなくクラス全体の指導者です。

ここを意識して指導ができると今よりレベルが上がるのではないでしょうか。

ここまで読んでくれたなら
せっかくなので1度は「個別対応」挑戦してみてくださいね!

トラブル解決に困っている人が
もっと本質的な部分に力を注げるようになれば幸いです。


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  • この記事を書いた人

かつて若手教員だった俺

かつて若手教員だった僕です。 3年間の小学校教員生活を終えて、現在はフリーランスブロガー的な生き方してます。 社会人6年目の27歳 転職を機に岡山⇨東京へ。 本ブログでは教員の転職や副業、学校で役立つことについて綴ります。