今回は、2022年度末で小学校教員を退職した僕が「退職します」と伝えるタイミングについてお話しします。
教員採用試験を突破し、(憧れの?)教員になったのはいいけれど
- 思っていた5倍くらいしんどい
- 子供の指導辛い
- 授業準備に追われてプライベートが楽しめない
- 早く辞めてしまいたい
と思うこともありますよね。
僕が初任者の時も、想像以上の過酷さに弱音ばかり吐いていました。
同期たちとは、
早く辞めたいね〜
しんどすぎるよね。
もう体力も限界よ
こんな会話ばかりしていました。
しかし、いざ退職するときのことを考えると
- どうやって伝えるべき?
- いきなり校長?学年主任?
- 学期途中に辞めれるの?
- そもそも早いうちに辞めて人生大丈夫かな?
といった疑問が浮かんでいました。
そんなことが頭の片隅にちらつく日々をなんとかやり過ごし、3年間教員をやり切って辞めた僕ですが、
・今すぐにでも辞めたい
・退職の方法は知っておきたい
という方もいるでしょう。
ということで、そんなあなたに知っておいてほしい情報をまとめました!
この記事を読むと分かること
- 「退職します」と伝えるタイミング
- 退職を伝えたあとの手続きのざっくりした流れ
- 実際に辞めた僕の意見
かんたんな自己紹介です↓
- 25歳で小学校教員から転職
- 1年目にほぼ学級崩壊を経験⇨なんとか生き延びました
- 今はWebマーケティング企業にて勤務
- 転職を機に岡山✈︎東京へ
- 副業ブログで月に20万円ほど稼げるようになりました
- 転職活動を始めたのは3年目の10月
「教員を退職します」と伝えるタイミング
結論から言うと「覚悟が決まればなるべく早く伝える」のがいいでしょう。
早めに伝えることで
- 自分自身が次に向けて準備をせざるを得ない状況を作れる
- 校長側は次年度の人事構想に困らない
という利点があります。
ただ、ギリギリまで悩みたいという方もいるでしょう。そんな方は自分の心が決まるまで悩み尽くしちゃってもいいです。
一応、「東京都立学校職員服務規程」では、30日前までには申し出るようにということです。
(退職)
第十五条 職員は、退職しようとするときは、特別の事由がある場合を除き、退職しようとする日前三十日までに、退職願を上司に提出しなければならない。
東京都立学校職員服務規程
念の為、自分の自治体の規定も確認しておくと良いかもしれません。
しかし極論ですが、3月20日とかになって「辞めます!もう無理です!」といっても辞めること自体はできます。
また、学期の途中に急に辞めることも不可能ではありません。
「もう明日から学校行けません。」と言ってしまえば、行く必要はありません。(いわゆる、バックれに近いですが)
ただ、退職の手続き自体はすぐに終わるわけではないので、その辺りのことを考えるとあまりおすすめはしません。
円満に退職したいのであれば、できるだけ早くに伝えた方が手続きなどもスムーズに進みます。
事務の先生も余裕を持って書類の準備などをして下さるでしょう。
礼儀を考えると最低でも1ヶ月前には
伝えるというのが目安かと思います。
※転職活動を始めるなら、まずはエージェントに複数登録して面談までしてもらいましょう!
「退職します」って誰に伝えるべき?校長or学年主任
僕の場合は10月の中頃に校長先生へ伝えました。
事前に学年主任だったり、仲の良い先輩などへ相談は一切していません。(引き留めてくれたりするんだろうけれど、そのやりとりが面倒だったのと、自分の中で退職の意思が固かったので)
同期たちと
「いつかは辞めるかな〜」
「もうそろそろ転職しようかな」
といった話はしていましたが、同期にも最終的な相談はしていません。
校長先生に伝えた後で、同期や学年主任など数人の先生には退職することを伝えました。
あとはなんとなく噂が広まって、3月末の転退職者発表の時に一斉に知れ渡るようなイメージでした。
早めに伝えすぎると、校内での立ち回りが難しくなるかなと考えたので、このようなタイミングにしました。
年度の途中などで急に退職することになった場合は、伝えて周る時間もないでしょう。
その場合は、辞める間際に発表されて知れ渡るという流れになるでしょう。
教員が退職を伝えた後の手続き〜ざっくりした流れ〜
退職を伝えた後の手続きは、想定していたよりも3倍ほど簡単なものでした。
僕の場合は10月に校長先生へ退職の意思を伝えました。
その後2学期中に数回、
本当に辞めるのね?
はい、辞めます!
といった簡単な確認だけありました。実際の退職手続きを進めたのは3学期に入ってからになります。
事務の先生や校長先生にいくつかの書類を渡されて書いて提出する。これだけです。
教育委員会へ足を運んだり、電話したりする必要はありません。すべて勤務校の中で完結します。
ただ、書類を受け取ったり提出したりする際に、他の先生方には退職することがバレる可能性が高いです。
誰にも知られずに手続きを進めたい場合は、その辺りの相談を校長室などでバレないようにやりましょう。
まとめ:教員から退職するなら早めに伝えるのが無難
僕はわりと用意周到(?)に退職を伝えて、手続きも進んでいったので、特に困ったことはありませんでした。
タイミング的にもいい時に伝えられたかなと思っています。
実際に退職をした身からすると、退職の手続きは思っていた3倍は楽でした。
書類を数枚書いたり、事務の先生にいくつか提出するものがあるくらいで、教育委員会に顔を出したり、偉い人と話をするようなこともなかったのでホッとしました。笑
ちなみに、最初に校長先生へ伝える時には、口頭で伝えただけで文書を書いて渡すようなことはしていません。
また、退職のタイミングですが、僕は3年間勤めてよかったなと思っています。
転職することや今後のキャリアを考えるなら、早めに地獄のような労働環境から抜け出すべきだと思います。
しかし、3年間勤めたことで、きっぱり見切りをつけられたかなと感じています。
- 教師の世界はだいたいわかった。
- なんとなく学級経営や授業もできた。
- 次行くか!!
という思いを持って辞められたのはよかったなと思っています。
教員を辞めても人生はどうにでもなるので、最終的にはどのタイミングで辞めるかよりも「辞めた後どうしていくか」だと思っています。
学校側の手続きを考えると、なるべく早く伝えるのが理想ではありますが、じっくり考えた上で良い決断ができることを祈っています。