教師のやりがい・魅力を元小学校教師が赤裸々に告白します

この記事を読むと

  • 僕が思う教師のやりがい・魅力5選
  • 教師のやりがい・魅力に対する世間の反応
  • 教師にやりがい・魅力を感じられなくなったらどうするか

「教師を目指しているけど、現場の先生はやりがいを感じてるのかな?」
「教師になれたけど、さすがにやりがい搾取すぎてもうツライ...」
「やりがいを感じなくなったらどうすればいい?」

こんな悩みを抱えていませんか?

そこでこの記事では、教師のやりがい・魅力を元小学校教師の僕が語っていきます。

教師を辞めた今だから実感できる魅力もあるので、ぜひ最後までご覧ください。

かんたんな自己紹介です↓

  • 25歳で小学校教員から転職
  • 1年目にほぼ学級崩壊を経験⇨なんとか生き延びました
  • 2024年からブログ系フリーランスに
  • 転職を機に岡山✈︎東京へ
  • ブログで月に50万円ほど稼げるようになりました
  • 転職活動を始めたのは3年目の10月

僕が思う教師のやりがい・魅力5選

僕が思う教師のやりがい・魅力は以下の5つです。

教師のやりがい・魅力

  • 1人1人の裁量が大きい
  • 感謝される機会が多い
  • 日々、心が動く
  • 福利厚生が充実している
  • 1年ごとにクラスが変わる

1人1人の裁量が大きい

教員は1人1人の裁量がとても大きい職業です

  • 学級経営
  • 授業
  • 生活指導
  • 時間割
  • ひとつひとつの言葉掛け

学校ごとの決まりや学年団で揃えることなどは多少あれど、基本的には担任のやりたいようにやっていることが多いと思います。

裁量が大きい分、責任感もありますが、慣れてくるとなんとかなります。

民間でも個人の裁量で動く部分はありますが、会社の利益のために『敷かれたレールの上を走らなきゃいけない感』は強いです。

感謝される機会が多い

教員は子供や保護者に感謝される機会が多いです。

日本の仕事の中でも『心のこもったありがとう』を言われる機会は一番多いのではないでしょうか。

学期末や学年末には手紙をくれる子供や、電話を入れてくださる保護者もいて、そんな時には『教員やっててよかったなぁ』と嬉しい気持ちになります。

もちろん、民間でも感謝される場面はありますよ!

日々、心が動く

教員は『これでもかっ!!』というくらい心が揺れ動く仕事だと思っています。

子供の成長を近くで感じ取れることはもちろん、運動会や学芸発表会、音楽会、卒業式などの行事も多く心が動く機会がとても多いです。

「嬉しい・喜ばしい・楽しい」といったプラスの感情はもちろん、「悲しい・辛い・イライラする」といったマイナス面でも感情がかなり動かされますね。

民間の場合は、下記が喜びポイントになるでしょう。

・新規のお客様を獲得した
・売上が先月より10%上がった
・新しく立てた作戦がうまくいった

福利厚生が充実している

教員を退職して民間へ移ったからこそ実感していますが、教員の福利厚生はかなり強いです。
(民間でも超大手の企業に比べると劣りますが)

  • よほどの悪事を犯さないと解雇されない
  • 売上ノルマはない
  • 不況でもボーナスが出る
  • 有給(年休)が取得しやすい
  • 産休や育休もちゃんと取れる

民間企業だと、定時の1時間前に「有給で帰りまーす!」という人は見たことがないので、教員は休みが取りやすい職業かなと思います。

とはいえ、それを覆すだけの長時間労働や精神的ストレスはかかりやすい仕事ではありますね。

1年ごとにクラスが変わる

教員は4月に新クラスになって、3月末で終了です。

次年度には受け持つ学年やクラスは変わりますし、一緒に組む学年団の先生方も入れ替わりがあります。異動もあるので1年間で20人弱くらいの先生が入れ替わります。(僕の勤務していた学校の場合)

どうしても合わない子供や保護者とも1年で終わると思えば、なんとかやりきれたりするものです。

民間の場合は、いつどの部署に配属され、どんな仕事を任されるかは時の運みたいな要素が少なからずありますよ。

教師のやりがい・魅力に対する教育界の叫び

続いて、教師のやりがい・魅力に対するツイート(ポスト)を集めてみました。

現場で働く先生からは、

「やりがい搾取だ!」
「もっと給料や休みを増やせ!」

という意見が。

教員を目指す学生からは、

「やりがいも安定感もありそう」
「ブラックかもしれないけど教師をやりたい」

という意見が見られますね。

実際に現場に出ないとわからないことも多いですが、やりがいや魅力はかなりあるけど、それを上回る労働環境の劣悪さが目立つなぁと思いますね。

教師にやりがい・魅力を感じられなくなったら

教師にやりがい・魅力を感じられなくなったら以下の3つを試してみてください。

やりがい・魅力を感じられなくなったら

  • どこに不満があるのか言語化する
  • 学級経営や授業を本気で頑張ってみる
  • どうしてもやる気が上がらないなら違う道もアリ

どこに不満があるのか言語化する

やりがい・魅力を感じられなくなったら、どこに不満があるのか言語化してみましょう。

  • 学校の古臭いやり方が合わない
  • 時間外労働が多いのに残業代が出ないの納得できない
  • 10年後も教師をやっている意味を見出せない
  • 子供や保護者がワガママでどうにもならない

言語化できたら、その改善策もセットで考えてみてください。

改善策が実行できそうなら大丈夫ですが、無理そうなら環境を変えるか我慢するしかありません。

学級経営や授業を本気で頑張ってみる

やりがい・魅力を感じられなくなったら、学級経営や授業を本気で頑張ってみるのも1つの手です。

めちゃめちゃ頑張って子どもの表情が明るくなれば、クラスも落ち着き、良い雰囲気が生まれるはず。

その過程を苦しみながらもやりきれるのなら、教師としての適性はあるはず。

特に、若手のうちは悩みの半分くらいが自分のスキルや経験不足からくるものなので、本気で頑張る期間を作ってみるのもいいでしょう。

どうしてもやる気が上がらないなら違う道もアリ

どうしてもやる気が上がらないなら、違う道もアリです。

正直、僕は教員3年目にやる気や仕事の意味を見出せなくなっていました。気持ちを高めようと色々やってみましたが、どれも効果はなし。

結局、転職して別の働き方・生き方を選ぼう!と心に決めましたね。

教師を目指すか迷っている大学生へ

最後に、教師を目指すか迷っている学生に向けに少しアドバイスを。

教師を目指すか迷う学生へ

  • 「民間に就職→教員に転職」した先人は多数いる
  • 就職や仕事に何を求めるのかよく考える
  • 民間への就職活動も並行でやってみる

「民間に就職→教師に転職」した先人は多数いる

新卒時に教員にならず、民間企業へ入社し、30代40代で教師になった人はたくさんいます。

  • アメリカやドイツで過ごして日本に帰国→教師に
  • 住宅営業マン→教師に

上記のようなルートもアリです。

教員にもなりたいけど、民間でも働いてみたい人は先に民間に行っておくのがおすすめかと。

新卒カードをうまく使えば良い企業にも入れますが、教員→民間の流れでは転職活動が難しいので...

就職や仕事に何を求めるのかよく考える

就職や仕事に何を求めるのかもよく考えましょう。

  • 憧れの教師になれればOKなのか
  • 土日は休めて友達や恋人と遊びたいのか
  • 20代はとにかく仕事だけで良いのか

正直、教師は茨の道です。

楽しいことや嬉しいことはありますが、その反面心や体を壊すリスクも大きいんですよね。

配属先の学校やクラスの子どもの特性によっても左右されるガチャ要素もデカいです。

ただ、憧れだけで目指す職業ではないのでしっかり考えて選んでくださいね。

民間への就職活動も並行でやってみる

民間への就職活動を並行でやってみるのもアリです。

所属している学部によっては、9割ほどが教員を目指していて、民間に就職する人はいないかもしれません。

情報が少ない中での就職活動は大変ですが、取り組む価値は大いにあるでしょう。

ただ、周りに頼れる人が少ない場合は早めにプロの力を借りるのがおすすめです。

就活に使えるおすすめの無料サービス

  • キャリアチケットスカウト
    アプリ上で「自己分析」や「企業からのスカウト」が受けられる、就活サポートサービス。 自身の価値観が明確になり、その価値観に共感した企業からスカウトが届きます。(必ず返信する必要はない)
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プロのサポートをがっつり受けてみたい!さすがに民間就活間に合わないかも!って人は「UZUZ」で面談を受けてみましょう。

教師にはやりがい・魅力がたくさん!だけど合う合わないはある

教師にはやりがいや魅力がたくさんあります。

個人的には、最初に挙げた『裁量の大きさ』が1番の魅力かなと感じています。

ただ、民間には民間の良さもたっぷりあるので、どちらも経験した上でこの人生100年時代を生きていくのもアリかもしれません。


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  • この記事を書いた人

かつて若手教員だった俺

かつて若手教員だった僕です。 3年間の小学校教員生活を終えて、現在はフリーランスブロガー的な生き方してます。 社会人6年目の27歳 転職を機に岡山⇨東京へ。 本ブログでは教員の転職や副業、学校で役立つことについて綴ります。