教員のリアルな転職体験談【地方住み・男性・3年目】

教員の仕事って、かなりハードだし一生続けていくのはしんどいですよね。

僕は教員3年目の25歳のときに転職を決意。

社会人4年目になるタイミングで民間企業へ入社しました。

この記事では、教員を辞める決意をしてから、実際に転職するまでの流れや体験談をまとめました。

  • 転職しようか絶賛悩み中
  • 教員から転職ってできるのか不安
  • 周りに何か言われないかなとビビっている
  • 就活したことないし企業のこと分からない!

という人はぜひ最後までご覧ください。

かんたんな自己紹介です↓

  • 25歳で小学校教員から転職
  • 1年目にほぼ学級崩壊を経験⇨なんとか生き延びました
  • 今はWebマーケティング企業にて勤務
  • 転職を機に岡山✈︎東京へ
  • 副業ブログで月に20万円ほど稼げるようになりました
  • 転職活動を始めたのは3年目の10月

教員3年目で辞めた僕のリアルな転職体験談

まずは、教員3年目で辞めた僕の転職体験談(流れ)を紹介します。

「年度末で退職→春から転職」する人はだいたいこんな流れになります!

3年目の秋に転職を決意

3年目の秋に転職を決意しました。

1年目の頃から「あー、辞めたい!」「民間とかもアリかもな〜」と考え続けましたが、3年目になってやっと決意が固まったんです。

  • これ以上教員のスキル伸ばしても意味ないな〜
  • これ以上プライベート削るのは嫌だな
  • 暴れ回る子供を正しく導くの疲れたなぁ

大体の理由はこんな感じ。

あとは、年々少しずつしか上がっていかない給料も不満に思えましたね。

10月に校長へ退職したいと伝える

校長に退職を伝えたのは10月上旬。

いつ伝えようかなぁと悩んでいた時、職員会議の終わりに校長から一言。

早期退職者の募集が来ています。
該当の先生がいれば早めに教えてください。



その会議の後、速攻で校長室のドアをノックし

今年度いっぱいで退職させてください

と伝えた。

もちろん校長は驚いていたし、引き止めてもくれた。

だけど、僕の退職&転職への気持ちは完全に固まっていたので、その気持ちを汲み取ってくださり応援してくれた。

僕は転職先が決まる前に「退職したい」と伝えましたが、不安な人は転職先が決まってからでも大丈夫ですよ。
ただ、人事のこともあるので、伝えるのは早めが望ましいです。

転職エージェントに登録しアドバイザーと面談

退職を伝えたので、次の職を探さなければならないと思い、ひとまず転職エージェントを調べていくつか登録。

転職エージェント登録後は面談の予約を取り、現状や今後の流れについて相談。

初回の面談では、以下の項目をラフに聞いてもらえました。

  • なぜ転職しようと思ったのか
  • どんな業界、職種に就きたいのか(興味があるのか)
  • 譲れないポイントはあるか(勤務地、年収、休日など)
  • 自分の強みは何か

3人ほどのエージェントの方とお話をして分かったことは

・男性も女性もいる
・丁寧にいろいろ聞いてくださる
・初回の電話は15分ほど
⇨次回の電話アポを取る流れ

といった感じでした。

初回の電話が終わると、2回目の電話アポを取ります。

「転職に興味はあるけどまだガッツリ進めなくてもいいかなぁ」って人は2回目のアポはやんわりと断っても良いと思います。

また、話をしたり頼りたくなったときに頼るというスタンスも大いにアリです!

面談や自己分析、業界分析をしながら、行きたい会社・やってみたい職種を絞っていきます。

※転職エージェントの利用は完全無料です!

書類選考で30社近く落選...

行きたい業界や職種が決まれば、どんどん応募していきます。

この応募は、10月下旬〜11月・12月と続けました。

僕は合計で40社以上に履歴書と職務経歴書を出して、いわゆる「応募」をしましたが、書類が通過したのはわずか10社程度でした。

30社ほどは書類の時点で落ちたことになります。

学歴面なのか、自分の教員時代にやってきたことがしょぼかったのか、必要とされる人材ではなかったのか、スキルが足りなかったのか、アピール文が下手くそだったのか...

何が原因かはわかりませんが書類通過率はこのような感じでした。

教員に限らず、書類通過率はだいたいこんなもんです!落ちても落ち込まず「次を探していくのが当たり前」という認識がいいですよ◎

12月末になんとか内定をゲット

書類を通過した会社が10社ほど、面接を受けた会社が5社ほどありましたが...

その中から自分が興味のあったマーケティング系の会社から内定をいただくことができました。

12月末のことでした。(転職活動を開始から2ヶ月弱で内定がもらえました)

未経験からマーケティング関連への転職は大変でしたが、拾ってくれる会社があって運がよかったです。

「もうこの会社に決めた!」と思ったので転職活動はここで打ち切りにしました。

岡山に住んでいましたが、転職するなら!と思い東京に決めました。

3学期は退職手続きと引越しの準備

3学期になってからは退職の手続きや準備、家探し、引越しの準備、転職先が提供するスキル研修受講などでバタバタでした。

自分が担任するクラスは3学期ということもありかなり落ち着いた時期だったので、特に大きな問題もなく日々を過ごしていました。

退職にあたって、校務分掌の引き継ぎや委員会の引き継ぎ、その他諸々の引き継ぎ準備などもありぼちぼち忙しかったです。

退職関連の書類はそんなに多くないです!5枚もないくらい。事務員さんの指示に従えばOKです。

年度末で退職し新天地へ

そして、3月31日に退職。

退職の瞬間はいろいろな思いが込み上げてきましたが、「新しい環境で頑張るしかねえ!」と思いました。

新天地で頑張ることが、教員時代の先輩への恩返しの形かなと考えています。

4月から東京に引越し。新しい職場で働き始めて、今を迎えています。

教員におすすめの転職エージェント3選

ここからは、教員におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。

転職活動を1人で進めることはほぼ不可能なので、エージェントの力を借りるのが一般的です。

ただ、転職エージェントのサービスはかなり種類が多いので、選びきれないという人も...

とりあえずおすすめを集めたので、まずは登録→面談までしてみて、自分に合いそうなエージェントさんを探していくのがいいですよ!

僕の1番おすすめ「doda」

dodaの特徴

  • 転職者満足度No.1(電通バスリサーチ調べ)
  • 取扱求人の80%以上が非公開求人!
  • 転職のセミナーやイベントが充実

doda転職者満足度No.1の転職エージェントです!

満足度の高さの理由としては、エージェントの方の距離感がほどよいことにあると思いました。

押し売りするわけでもなく、離れすぎているわけでもなく、という絶妙なポジショニングで転職活動をサポートしてくれます。

実際に僕もdodaを通して転職を決めましたが、対応や質に関してはかなり満足していて、1番おすすめなんですよね。

求人案件は大手・外資・ベンチャーまで幅広いので、希望に合った求人はもちろん、少し背伸びした求人の情報にも触れられますよ。

僕の地元の友達も全く同じ時期に3人揃ってdodaで転職を決めましたが、みんな対応には満足していたのでさすがNo.1だなと思いました!

\僕もdodaから転職しました/

※登録時「エージェントサービスを希望する」にチェックすると転職サポートが受けられます。

dodaについて詳しく知りたい人はこちらの記事からどうぞ。
>>「僕はdodaから転職を決めました。dodaのメリット・デメリットや口コミも解説!」

面談に合計6時間!「Re就活」

Re就活

Re就活の特徴

  • 20代が選ぶ20代向け転職サイトNo.1
  • キャリアチェンジを応援してくれる
  • 未経験可の正社員求人多数!

Re就活20代向けの転職サイトNo.1に輝くほど、20代の転職に強いです。

サイトの機能として求人を探すだけではなく、エージェントの方と繋がって転職サポートを受けることも可能!

僕はdodaを1番おすすめしてはいますが、エージェントの方と面談した時間は、Re就活が圧倒的に長かったです。

僕が「転職して会社で働かずに、沖縄でバイトしながらYoutuberやるのもありかな」と妄想を話した時には、「本当にそれでいいんですか?3年後や5年後を見据えてもその答えになりますか?」と現実に向き合わせてくれたのを覚えています。


(正直「こんなに話すのめんどくさい!」「そんなに正論突きつけてくる?」と思った時もありましたが、まーじで心の声に向き合う時間になりました)

掲載されている求人は、多くはなく、年収で見ても物足りない案件が多かった印象ですが、「未経験から・キャリアチェンジ」が可能なものが多く、教師からの転職者にとってはありがたいでしょう。

Re就活のエージェントの方との6時間にも及ぶ自己分析が、転職活動や転職後の自分に多大な影響を与えてくれました。

\20代で未経験職へ転職するなら/

Re就活について詳しく知りたい人はこちらの記事からどうぞ。
>>Re就活の評判やばい?教員から民間の転職に使ってみた体験談

転職者の9割以上が使っている?!「リクルートエージェント」

リクルートエージェント

リクルートエージェントの特徴

  • 転職支援実績No.1
  • 業界最大級の非公開求人(10万件以上!)
  • 各業界・各業種に精通したキャリアアドバイザーが担当してくれる

リクルートエージェント業界最大手なので名前を知っている方も多いと思います。

一般公開している求人のほか、10万件以上の非公開求人も取り揃えているので、とにかくたくさんの求人を見てみたい!という方にはうってつけです。

リクルートは超大企業なので、安心できますし、「転職エージェントといえばリクルートエージェントでしょ」みたいなところもあってか転職活動をする人はほぼ確実に登録しています。

個人的には、「doda」と「リクルートエージェント」を使ってみた結果、「doda」推しです。ただ、人によって相性があると思うので、登録→初回面談まではやってみるのがおすすめですよ。

教員からの転職者もかなり使っているエージェントです。

\転職者の9割以上が利用!/

転職エージェントは複数登録が主流!

転職エージェントは当たり・ハズレがあるので、1つだけの利用はNGです。2つ以上のエージェントと面談をして、いろいろな角度から求人の提案をしてもらいましょう。

少し面倒ですが、「転職エージェントの面談すらしない」ような人は一生転職できないので気をつけてください。(無料なのでお金は不要)

教員を辞めて変わったこと

最後に、教員を辞めて変わったことを紹介します。

心身のストレスが7割ほど減った

教員を辞めて、心身のストレスは7割ほど減りました。

教員時代は、明日の授業や子どものトラブル、保護者とのコミュニケーション、行事の準備...いろいろなタスクが重なりすぎて毎日大変でした。

転職してからも仕事中は忙しいですが、教員時代ほど責任も重くないですし、1人あたりの業務の幅が狭いのでかなり楽になりました!

帰宅後や休日は体力が余っているので活動的に

帰宅後や休日は体力が余っているので活動的になりました。

教員時代は家に帰ったらご飯を食べて動けなくなる...という日が週に1回はありましたが、転職後は帰宅しても元気です。笑

朝7時→夜の8時までの13時間拘束がデフォルトだったのが、朝10時→夜7時の8時間ホワイト労働に変わったのが大きな要因かと。

副業に取り組めるようになった

副業の制限もないので、副業に全力で取り組めるようになりました。

教員時代は基本NGなのでできませんでしたが、民間はOKな会社が多いです。

今の時代の流れ的に、副業している人としていない人の差は開くばかりなので、堂々と副業できる環境に移ってよかったなぁと思います。

自分の力で最初の1円稼いだときは脳汁がやばかったです...!!

元・特別支援学校勤務の「ちゃいさん」も、教員を辞めてからブログ副業に取り組まれています!
支援学校勤務の先生はぜひ覗いてみてください!

ちゃいさん

>>特別支援学校教員から就労支援員に転職した「ちゃいさん」のブログ

年収はガクンと下がりました...

悲しい現実ですが、年収はガクンと下がりました。

月の手取りはほぼ変わらないのですが、ボーナスがないので、年収ベースだと50万円〜100万円ほど下がったかもしれません。

教員から転職するときに「民間の給料は多分低いから、副業で爆稼ぎするしか道はない!」と覚悟を決めていたので大丈夫でしたが、改めて計算すると少しショックでした...

転職時は年収が下がる可能性が高いですが、自分のプライベートな時間が作れたり、自己研鑽がしやすくなるので、一時的な痛みだと思えばなんてことはないでしょう。

まとめ:教員から転職するなら早めがおすすめ!

  • 教員を辞めたこと
  • 転職をしたこと
  • 地元を飛び出して上京したこと

これらについて間違いではなかったなと思っています。

教員は素敵な職業だと思いますが、抱えきれないほどの問題があるのも事実です。

そして、年々教員志願者が減り、退職者が増え、離職率が上がっても文部科学省や教育委員会からの指示は「??」となるものばかり。

個人的に改善して楽にしていける部分もありますが、限界はありますし、何十年も続けられる仕事かと言われると「No」です。

また、教員は歳を取ればとるほど転職が難しくなるので、なるべく早く決断して転職しておくのがいいですよ。

もし、また教員に戻りたくなったら、働き口はどの自治体にもあるので安心です。


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  • この記事を書いた人

かつて若手教員だった俺

かつて若手教員だった僕です。 3年間の小学校教員生活を終えて、現在は民間企業で働いています。 社会人5年目の26歳 転職を機に岡山⇨東京へ。 本ブログでは教員の転職や副業、学校で役立つことについて綴ります。 副業でWebライターもやってます。