教員が転職できないって本当?結論:難しいけど転職はできる!

この記事を読むと分かること

  • 教員が転職できないと言われる理由
  • 教員が転職を成功させる方法
  • 教員のスキルが活かせる転職先

「教員を辞めて転職したいけど、本当にできるかな?」
「教員の転職は難しいって聞くし、失敗したらどうしよう...」

こんな悩みを抱えていませんか?

そこでこの記事では、教員が転職できないと言われる理由や転職を成功させる方法を解説します。

教員が転職できないと言われる理由とは?

「教員の転職はできない!難しい!」と言われがちですが、その理由は主に以下の2つです。

教員が転職できないと言われる理由

  • 転職先で求められるスキルとのミスマッチ
  • 忙し過ぎて転職活動の時間を確保できにくい

転職先で求められるスキルとのミスマッチ

教員の転職は、転職先で求められるスキルとミスマッチが発生しやすいため難しいと言われています。

教員は多様なスキルや忍耐力を要する仕事で、専門性も高いです。しかし、民間では「子どもに教えるスキル」はほぼ役に立たないんですよね。

民間企業では、「いかにお金を稼いで会社の売り上げに貢献できるか」が大事なので、ビジネス経験のない教員は少し不利になるというわけです。

忙し過ぎて転職活動の時間を確保できにくい

教員は日々の業務が忙しく、転職活動の時間は取りにくいですよね。

平日は朝から夜まで働き、土日も部活動や授業準備に追われる日々...

転職活動は企業との面接やエージェントとの面談の時間が必須ですが、思わぬ残業により、面接をキャンセルせざるを得ないこともあります。

教員が転職を成功させるためには?

教員の転職は難しいですが、不可能ではありません。

ただ、成功のポイントを押さえておかないと厳しい戦いになるので気をつけましょう!

教員が転職を成功させるためには?

  • なるべく早く転職活動を始める
  • 自己分析を行い自分の適職を見つける
  • 必要なら実務スキルを身につけておく

なるべく早く転職活動を始める

転職を成功せるためには、なるべく早く転職活動を始めましょう。

教員の転職には時間がかかりやすいので、早ければ早いほどいいです。

早めに転職の準備を始め、情報収集やスキルの習得に時間を割くことで、スムーズな転職を実現できるでしょう。

しっかり考える期間を設けられると、転職で大事にしたい軸や理想の未来が定まってきますよ!

自己分析を行い自分の適職を見つける

転職を成功させるためには、自己分析を行い自分の適職を見つけましょう。

教員なら誰しも「これだけ頑張っているのに、自分は教員に向いていないのかな?」と考えるものですよね。

あなたの才能やスキルを活かせる場所は、意外と他の場所で見つかるかもしれないので、早めに自己分析にとりかかりましょう。

必要なら実務スキルを身につけておく

転職を成功させるために、実務スキルを身につけられるとベストです。

営業職などに移る場合は別ですが、エンジニア・プログラマー・マーケターなどの専門職に転職したいならスキルが必須になるからです。

スキル訓練+転職支援のプログラムや、無料体験学習などもあるので気になる方はチェックしてみましょう。

教員のスキルが活かせる転職先3選

ここからは、教員のスキルが活かせる転職先を3つ紹介します。

教員のスキルが活かせる転職先

  • 塾・予備校・家庭教師
  • 営業マン
  • IT・WEB業界

塾・予備校・家庭教師

塾・予備校・家庭教師は、教員の「教えるスキル」が活かせます。

学校現場では「授業+生徒指導+保護者対応+無限の雑務」で追われる日々ですが、塾や予備校、家庭教師ならメインの授業に集中できますよ。

教え子の成績を伸ばさないといけないプレッシャーはありますが、勉強を教えるのが好きな人にはおすすめです。

営業マン

営業マンは、教員の「コミュニケーションスキル」が活かせます。

営業職は、人とのコミュニケーションで成り立つので、子どもや保護者を相手に躍動する教員にはもってこいの仕事です。

話術に長けている人は営業でも成績を上げやすく、中途採用でも評価されやすいでしょう。

IT・WEB業界

IT・WEB業界は、教員の「創造性や忍耐力」が活かせます。

1日6時間×5日間の授業を設計している教員なら、IT・WEB業界でクリエイティブな仕事にも貢献できるはず。

業界的にもグングン伸びており、高めの給料も期待できますね。

学び続けることが必須の業界ですが、教員上がりなら気合いを入れて頑張れる人が多いでしょう。

将来的に独立やフリーランスを考えているなら、IT・WEB業界を選ぶのがマストです!

履歴書に活かす教員経験:他業界でも魅力的なアピールポイント

教員から転職する時には、必ず履歴書を書きます。

「ビジネス経験値が低い」と見られる教員ですが、他業界からも魅力的に感じられるポイントはいくつかありますよ!

以下、それぞれ解説します。

カリキュラム開発とプロジェクトマネジメント能力

教員としての経験から得たカリキュラムの企画やプロジェクトの進行管理能力は、他業界でも重宝されます。

業界が変わると、必要な知識は変わりますが、どんな業界でも頑張れることをアピールしていきましょう。

学級担任としてリーダーシップを発揮

リーダーシップを取れる人材は、どの業界でも重宝されます。

学級担任として、子ども・保護者・同僚・地域の方々とコミュニケーションを図り、いろいろな行事を進めてきた経験は間違いなく財産になっています。

問題解決力と柔軟性

教育現場での問題解決や柔軟な対応は、他業界でも価値のあるスキルです。

新たな課題に直面した際に、創意工夫と迅速な対応を通じて成果を上げることができる人材だとアピールできれば内定にも繋がりやすいでしょう。

「教員が転職できない」は過去の話!

教員が転職できないのは過去の話です。

10年前くらいまでは、「教員=生涯続ける仕事」「教員=安定」という風潮がありましたが、今や完全に時代は変わっています。

僕を含め、教員から民間に転職していく先生はどんどん増えており、情報も探せばいくらでも見つかります。

最後に、教員の転職失敗例とその教訓だけお伝えしておきますね。

教員の転職失敗例とその教訓

教員で転職に失敗する人は、圧倒的に準備が甘いです。

「転職活動なんて余裕でしょ!俺ならどんな会社でも内定もらえる!」と思い込み、ギリギリまで行動しない人は99%失敗します。

逆に、早い段階からコツコツ準備を始めていけば、じっくりと転職活動を進められるので成功確率がグングン高まるでしょう。

転職先が決まらないまま教員を辞めてしまうのもナシではありませんが、教員をやりながら合間を縫って転職活動をした人だけが、新たな環境でも頑張っていけるのだと思います。

「3月末の退職→4月から民間」をイメージするなら、最低でも秋ごろ〜は転職活動に取り組みましょう。

※12月、1月からの転職活動も不可能ではありませんがかなり焦ると思います。
※夏頃から始められる人はかなりgoodです。

「何から手をつけたらいいかわからない!」という人は、

①キャリア診断
②転職エージェントに登録
③エージェントと面談する

という流れで進めていきましょう!

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  • この記事を書いた人

かつて若手教員だった俺

かつて若手教員だった僕です。 3年間の小学校教員生活を終えて、現在は民間企業で働いています。 社会人5年目の26歳 転職を機に岡山⇨東京へ。 本ブログでは教員の転職や副業、学校で役立つことについて綴ります。 副業でWebライターもやってます。