この記事を読むと分かること
- 現役教員が仕事を辞めたい!と思う理由
- 教員を辞めたい時の心配事3選
- 教員を辞めるための3ステップ
「教員を辞めたいけど、本当に辞めていいのかな...」
「世の中の教員たちは辞めたいって思わないのかな?」
こんな悩みを抱えていませんか?
そこでこの記事では、現役教員が教員を辞めたい!と思う理由や転職のためのステップを解説していきます。
僕が定期的にTwitterで募集している転職相談で、20人以上の方とお話しして集めた「貴重な生の声」をまとめます。
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かんたんな自己紹介です↓
- 25歳で小学校教員から転職
- 1年目にほぼ学級崩壊を経験⇨なんとか生き延びました
- 今はWebマーケティング企業にて勤務
- 転職を機に岡山✈︎東京へ
- 副業ブログで月に20万円ほど稼げるようになりました
- 転職活動を始めたのは3年目の10月
- 合わせて10以上の転職サイトやエージェントを使って内定取れました
教員を辞めたいと思うのは普通
まず、教員を辞めたい...と思うのは普通です。
辞めるのは逃げ出すことでもカッコ悪いことでもありませんし、一生続けていくのはかなり大変な職業だと再認識しましょう。
「教員を辞めたい!」という気持ちは誰しも持っている
「教員を辞めたい!」という気持ちは誰しもが持っています。
職種や校種に限らず「もうやってらんねー!ムリ!」ってなる人だらけです。
僕が尊敬していた仕事バリバリの先輩も、オラオラ体育主任も、養護教諭も、若手も、管理職も...みんな1度や2度は辞めたいと考えたことがありますよ。
仕事内容は民間よりも圧倒的にキツい
学校で働いていると、感覚がおかしくなりがちですが、教員の仕事内容は民間よりも圧倒的にキツいです。
1日6コマの授業+生徒指導+保護者対応+持ち帰り仕事+土日の部活や授業準備+その他無限の雑務...
こんなのやってるのは教員ぐらいです。
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民間に転職して改めて、教員の仕事量と質の重さを実感させられました。
教員を辞めたい!と思う理由10選
現役教員20人以上とzoomで面談し、辞めたい理由や転職を考えたきっかけを聞きました。
以下、その理由と僕なりの考えをまとめます。
教育業界の古い習慣が変わらない
「いつまでも古いやり方で進歩していない」
「従来の授業方法に疑問があるけど、個人では変えられない」
「IT化なんて全く進まず、無駄な紙の資料が山積みに...」
といった意見が集まりました。
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別の業界に移りたくなるのも納得ですね
土日が部活で潰れる
「好きなスポーツだけど、土日が潰れて体力が回復できないまま月曜が来てしまう」
「顧問はやりたくないけど断りきれなくて...」
「家族との時間やスキルアップの時間が取れなくてモヤモヤする」
といった意見が集まりました。
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中学・高校教員に多かったですね
業務量が多すぎてムリ
「7時から21時まで働いても仕事が終わらない」
「担任業務以外の仕事が多すぎる!」
「どう頑張っても定時には帰れなくて悲しい...」
といった意見が集まりました。
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クラスの状況や校務分掌によってかなり業務量の変動がありますよね
自分の時間を大切にしたい
「家に帰ったらゆっくりしたい」
「土日は友達や恋人と羽を伸ばして遊びたい」
といった意見が集まりました。
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教員やってると、全て学校や子供のために時間を使ってるような感覚になりますよね...
職場の人間関係が良くない
「管理職からパワハラぽいことを受けている」
「学年主任とウマが合わない」
「職員室の雰囲気がギスギスしててやりづらい...」
といった意見が集まりました。
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教員は主張が強い人多いので自然とギスギスしがちに...異動しても解消されない可能性もありますね
仕事の線引きが曖昧
「仕事に明確な終わりがない」
「担当が決まっていない仕事がたくさんある」
「残業が当たり前なことに違和感を感じる」
といった意見が集まりました。
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定時なんてあってないようなもの...
稼げるスキルを身につけておきたい
「教員の給料だけじゃ食いっぱぐれそう」
「個人でも自由に働けるようなスキルが欲しい」
「プログラミングや動画編集できるようになった方がいいのでは?」
といった意見が集まりました。
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これ思う人は、シンプルに転職した方がいいです
将来家庭を持つことを想像すると...
「結婚したあともこの働き方はムリでしょ...」
「自分の子供を育てる時間が取れない」
「正直、家庭が崩壊しかけている」
といった意見が集まりました。
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教員やりながら子育てとかはかなりきつそうですよね...
クラスが荒れすぎてしんどい
「子どもに反抗されて学級経営がうまくいかない」
「やんちゃな子に振り回されてしまう」
「すべてが負のスパイラルで止まらない...」
といった意見が集まりました。
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僕も1年目に学級崩壊しかけて、何回か学校休んじゃいましたね...
これだけ働いてもこの給料?って思った時
「残業80時間して、月の手取り20万ってマジ?笑」
「民間の友達は+5万は貰ってるぞ...」
「給料のために教員になったわけじゃないけど、さすがに見合ってないよね」
といった意見が集まりました。
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30代を越えればそこそこもらえますが、20代は月の給料かなり少ないですよね
教員を辞めたいけど...ここが心配3選
教員を辞めたいけど、ちょっと怖い...という人もいますよね。
辞めたいけど、ここが心配3選も紹介します。
そもそも教員から転職できる?
教員から民間への転職はできます!
ただ、簡単に内定はもらえないので、きちんと転職活動の時間を取り、エージェントに相談しながら進めていく必要があります。
特に20代の内ならどんな業界でも挑戦は可能。30代、40代となってくるとかなり厳しくなってくるでしょう。
民間に行くと給料が下がる?
教員から民間に転職すると、給料は下がる場合が多いです!
教員は月々の金額はそこまでですがボーナスが多いので、民間の平均より少し上の金額をもらっているんですよね。
民間の20代、30代だと教員よりも年収ベースで50万以上低いこともザラです。
すぐに辞めて忍耐力がないと思われない?
「すぐに辞めると忍耐力がない」については、裏を返せばメリットにもなります。
例えば、新卒1ヶ月で辞めたら「この人何かあったのかな?」と企業側には思われますが、あなたの人生単位で考えると、教員以外の仕事やチャレンジに使える時間がかなり増えますよね。
また、教員を10年続けて32歳で転職するよりも、23歳で転職する方が内定はもらいやすいです。
教員を辞めたい人はこのステップで進めよう
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「教員を辞めたい・転職を考えている」という人は、以下の流れで進めましょう。
辞めたい理由を整理する
まずは、辞めたい理由を整理しましょう。
その理由が転職をすることで改善されるのか、改善されないのかを考えて、本当に教員を辞めるかどうかの判断に活かしましょう。
思ったことを1つずつメモに書き出すのもおすすめですよ。
自分に本当に合う仕事や業界を探す
次に、自分に本当に合う仕事や業界を探しましょう。
教員になると、「自分は一生教員だ!」「もう教員以外の道はないよね...」と思いがちですが、そんなことはありません。
世の中にはたくさんの企業や働き方がありますし、教員が天職って人は少ないと思います。
最近はアプリで自己分析もできるので、サクッと診断して転職の方向性を考えるのに活かしてくださいね。
早めに人に相談する
最後に、早めに人に相談しましょう。
教員は民間の就職活動を経験しておらず、民間のことなんて全くわからない!という人も多いでしょう。
そんな状態で転職活動を進めるのはかなり効率が悪いので、プロのエージェントや元教員で転職した人に相談がおすすめです。
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以下、僕と転職相談をした方からの感想の一部です。
私自身、教員から転職することに不安がありました。しかし、転職活動の流れ、内容、そして現職の話を聞き、転職は可能だというイメージができました。
相談するまでは、転職についてなんとなくのイメージしか持ててませんでしたが、相談したことで今から何をしなければならないのかなどの転職の具体的な流れを意識できるようになりました。
教員の転職は難しいからこそ、来年の4月に向けて今から動き出す必要があると分かりました。お話を聞いて、自由度の高い仕事をするためのスキルを身につけられる会社と、未経験でも比較的入りやすい会社の両方を探していきたいと思いました。
転職することを怖がってはいけないことも気がつきました。「周りに迷惑がかかるから...」とためらっているといつまでもしんどい業界に留まることになってしまいます。一歩踏み出すだけで、かなり前向きになれるのだとわかりました。
まとめ:教員を辞めたい理由はさまざま!解決できないなら転職も視野に入れて動き始めよう
この記事では、教員を辞めたい!と思う理由や転職のためのステップを解説しました。
この時代なので、転職することは悪ではなくいいことです。ポジティブに捉えましょう。
教育業界の古い習慣が変わるには何十年もかかると思うので、待ちきれない人は早めに1歩踏み出すのがおすすめですよ。