この記事を読むと分かること
- 教員を1年目で辞めるのはアリかナシか
- 1年目の教員が「辞めたい」と思う理由
- 教員を辞める前に必ずやっておくべきこと
「採用試験を突破して教員になってけどさすがにキツすぎる...」
「楽しい瞬間もあるけど一生続けられる仕事じゃないよね...」
「1年目(初任者)だけど辞めてもこの先大丈夫かな?」
こんな悩みを抱えていませんか?
そこでこの記事では、教員を1年目で辞めたい理由や転職のステップを具体的に解説します。
教員を1年目で辞めるのはアリ?ナシ?
教員を1年目で辞めるべきか否かは、個人の状況によります。
個人的には1年目で辞めるのは全然アリですが、辞めてしまった後悔が一生付きまとう可能性はあるでしょう。
ただ、令和の時代に1つの仕事に執着する必要はないと思うので、早めにキャリアを変えて新たな道で頑張った方が「収入面・ストレス面・働く環境」などのメリットは大きくなるでしょう。
※より自由なお金や時間が欲しいなら教員を続けるより、転職×副業の方が圧倒的におすすめです。
今のしんどさ具合によっても判断は変わると思うので、個別で話を聞いてみたかったら公式ラインからメッセージください◎
1年目の教員が「辞めたい」と思う理由とは
1年目の教員が「辞めたい」と感じる理由は様々です。
- 業務負担の重さ
- 保護者からのクレームの嵐
- 児童生徒とのコミュニケーション難
- 授業準備のせいで友達と楽しく遊べない
- 10年後も教員続けるイメージが湧かない
- 多すぎる仕事量に心と体が追いつかない
- 理想と現実のギャップに苦しむ
- 別のスキルを身につけた方がいいのでは?と不安になる
教員としてのスキルや経験は歳を重ねるごとに増していきますが、現場や教育委員会、文部科学省などの根本的な改革は望めないでしょう。
僕も1年目は学級崩壊しかけて、学校を休んでしまった日や涙が止まらなかった日がありました。
1年目で辞めた場合の友人や企業からの評価は
1年目で教員を辞める選択をする場合、周囲の反応は個人差があります。
友人や同僚からは理解を得られることもあれば、疑問や誤解を招くこともあるでしょう。
一方、企業側では、教員としての経験や能力を評価する一方で、マイナスに捉えられる部分もあります。
友人側の評価
友人は、応援してくれるパターンと心配・反対してくるパターンの2つに分かれるでしょう。
ただ、友人のほとんどは「転職なんてしたことがない!考えてもいなかった!」という人が多いと思うので、その辺りは念頭に置いて話を聞くスタンスがおすすめです。
僕は転職活動時にたくさんの友人に相談しましたが、わりと応援や共感をしてくれる人が多かったです。
「せっかく教員になったのにもったいない!」と言われることがあると思いますが、教員や公務員の旨みよりも残業や休日出勤がない仕事の方が幸福度は高いのであまり気にしなくてOKですよ。
親に話すとたいてい、引き止められます。だけど心や体を壊してまで続ける必要はないので、じっくり話してみてください。
企業側の評価
企業からの評価は、あなたの意欲や適性によって変わります。
1年目で教員を辞めた場合でも、その間のスキルや経験を適切に伝えれば一定の評価はしてもらえます。教員経験を活かす職種に応募する場合、その情熱や専門知識が評価される可能性が高いです。
ただし、「なぜ1年目で辞めようと思ったのですか?」という質問は必ずされるので、企業にマイナスと捉えられにくい返答を用意しておきましょう。
民間では新卒入社から3ヶ月で辞める人とかもザラにいるので、転職活動への影響はそこまでないです。むしろ、動くなら早い方がいいです。
教員を辞める前に必ずやっておくべきこと
教員を辞める前に重要なのは、冷静な判断と準備です。
まず、辞めたい理由を具体的に整理し、他のキャリアへの展望を明確にしましょう。
さらに、転職サイトや自己分析アプリなどを活用して、適切な求人情報を収集し、スキルや経験をアピールできるように履歴書や職務経歴書を整えることが大切です。
辞める理由を整理する
教員を辞めたいと思ったら、辞める理由を明確に整理することが重要です。
その理由が転職をすることで改善されるのか、改善されないのかを考えて、本当に教員を辞めるかどうかの判断に活かしましょう。
思ったことを1つずつメモに書き出すのもおすすめです。
あなたの適職を診断する
教員を辞めたいと思ったら、あなた自身の適職を診断することが大切です。
自分の興味や強み、価値観を振り返り、どのような職種や業界で活躍できるかを考えましょう。
「実は教員よりも〇〇職の方が向いてた...」なんてこともあるので、早めに診断しておくと損しないですよ!
スキルを学び直す
教員を辞めたいと思ったら、新たなキャリアへの移行に向けて、必要なスキルや知識を学び直すことも視野に入れましょう。
教育分野で培ったコミュニケーションスキルやリーダーシップ経験は他の分野でも活かせますが、新しい分野で活躍したいならそれ相応のスキルが必要になります。
無料で体験できるオンラインコースやセミナーを活用して、1人でも稼いでいけるようなスキルを身につけることを検討しましょう。
転職サービスに登録する
教員を辞めたいと思ったら、転職サービスに登録しておきましょう。
転職サービスを使うことで、求人の検索やキャリアコンサルタントからのアドバイスを受けられるようになります。
転職に欠かせない履歴書や職務経歴書の作成も、すべて無料で手伝ってもらえるので、転職活動に失敗したくない人は登録必須ですよ◎
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1年目で教員を辞めても大丈夫な人
1年目で教員を辞めても大丈夫な人は、自身の将来のビジョンを明確に持ち、他のキャリアへの転換を進める意欲がある人です。
また、教育経験を活かして他の分野で貢献できる自信を持っている人や、教育に関連する仕事に興味を持っている人も適切な転職先を見つけられる可能性が高いです。
上記のようなポジティブな理由ではなく、ネガティブな理由でももちろん大丈夫です。
「辞める前がどうだったか」よりも「辞めた後にどのように行動するか」が大事なので◎
1年目で教員を辞めない方がいい人
1年目で教員を辞めない方がいい人は、まだまだ教員として子どもたちと向き合い続けたい人です。
1年目は慣れないことも多く大変ですが、2年目以降はかなり仕事の見通しが持て、子供との関係性も良好になりやすいからです。
「民間ではまったく挑戦したいことがない人や、どうしても教員としての人生を歩みたい!」という人はもう少し頑張ってみてもいいかもしれません。
教員を1年目で辞めたいと思う人のよくある質問
教員1年目の離職率はどれくらい?
新人教員の離職率は1%前後とされています。(出典:日刊SPA)
100人いれば1人が辞める計算になりますが、実際はもっと多いでしょう。
僕が勤めていた自治体も最初は100人程度いましたが、毎年3人ずつくらいは退職していきました。
教員は年度途中でも退職できる?
教員が年度途中で退職することは可能です。
仕事の特性上、3月末まで勤め上げて〜というイメージがありますが、夏休み後・10月末で辞めるような方も多くいます。
どんなタイプの管理職かによりますが、まずは相談してみるのがいいでしょう。
個人的には、どうしてもしんどいなら途中でもOK。なんとか頑張れるなら年度末まで頑張るのをおすすめします。
教員の平均勤続年数は?
平成19年の調査では、20.2年が平均勤続年数のようです。(出典:文部科学省)
そこから10年以上経っており、転職者もかなり増えてきたので、今は10数年が平均になっているでしょう。
まとめ:教員を1年目で辞めても人生はなんとかなる!
この記事では、教員を1年目で辞めたい理由や転職のステップについて解説しました。
辞めたい理由や苦しい理由はさまざまだと思います。僕も1年目は学級崩壊で心身ともに参ってしまった過去があります。
最終的に3年間勤めましたが、やりきってよかったなぁとは思いました。
正解は人ぞれぞれだし、教員を辞めた後の方が人生長いです。